第11回:2011年7月10日

― ワークショップテーマ 「??みんなの美術館を考える:高齢者、知的・発達障がいのある人、親子の課題を中心に」 ―

◆第11回ワークショップ◆

日 時 : 2011年7月10日(日)
テーマ :「みんなの美術館を考える :
高齢者、知的・発達障がいのある人、親子の課題を中心に」
会 場 : 横浜市民ギャラリーあざみ野
参加者数 : 18人(うち、リードユーザー2人)
ワークショップリーダー : 平井康之(九州大学芸術工学研究院准教授)

[Aグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
親子が対象のリードユーザーで、今回は2月のWSでお子さんと一緒に親子ユーザーとして参加されたお母さん。
[Bグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
80歳代の高齢者の女性。
[Cグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
20代の知的障がいのある女性。
2月のWS当日はお姉さん同伴で参加だったが、今回のワークショップは、出席できなかった。




[Aグループ]

リードユーザー
親子が対象のリードユーザーで、今回は2月のWSでお子さんと一緒に親子ユーザーとして参加されたお母さん。
主な気づき
・子供の目線で展示してあるのがよかった。
・触ってよい展示・触ってはいけない展示が混在しており、子供はわからない。
・子供は集中力がなく、すぐ飽きる。
・子供は体力がないので、途中、休憩所が欲しい。
・音を楽しんだり、いろいろ体験できる展覧会があればよい。
・照明が暗い展示場所があって、子供が怖がる。
・子供を好きな人が案内につくとよい。
・託児所があればよい。
・子供の体力や集中力からすれば展示会場からちょっと抜けられるようなスペース(避難スペースや休憩所)などが必要。
・作品に触ることができる、できないなどを子供にわかりやすく。
・「絵本の原画展」など、親子向けの展覧会ではなく、一般の展覧会を親子で楽しめるような仕掛けがあればよい。
発表したアイデア
オヤトコ美術館
【コンセプト】子供向けの展示ではない一般の展示も親子で楽しめるような美術館。
・「かまくら型テント」の設置。
  → 休憩もできるスペース。
・「こども用パンフ」の配布。
  → 展示作品やサイン計画について、子供にわかりやすく説明。
また、スタンプラリーやクイズなど子供が飽きずに楽しめる要素。
(観た作品ごとにポイントをゲットし、ポイントに応じたグッズを入手できたり、パンフにクイズを出題し、作品を観れば答えがわかる、など) 。

気づきの共有


発表



[Bグループ]

リードユーザー
80歳代の高齢者の女性。
主な気づき
・美術館として知名度が低い、情報不足。
・駅から行きづらい(バスや横断歩道がない)
・受付や入り口が分かりづらい。
・スタッフのサービス充実させて欲しい(話しかけや、付き添い)
・展示のパネルの説明が分かりづらい。
・料金について(高い、払ってまで見たくない、安い)
・知っている作家の展示が少ない。
(今回のWSでの新たな気づき)
・まず入りづらい(怖い、目的がないのに入れない)
発表につながった主な気づき
・「アートフォーラムあざみ野」どんなところか分かりづらい(美術館があることを、知らなかった方が多い)
・もっと気軽に入れるようなところにしたい。
発表したアイデア
○お散歩感覚で入れるように、様々な要素の入った1つの大きな施設をつくる。
神社や温泉、映画館、図書館、ゲームセンター、病院、畑などと共に、美術館を設置。→「ライフあざみ野」。
・それぞれが、別々の施設にならないように、ワンフロアーにまとめる。
・年配の方が行きやすいように駅直結にする。

気づきのグルーピング


発表



[Cグループ]

リードユーザー
20代の知的障がいのある女性。
2月のWS当日はお姉さん同伴で参加だったが、今回のワークショップは、出席できなかった。
主な気づき
・でも楽しかった。
・おもちゃのダイヤモンドがきらきら輝いて、本当に何よりもうれしかったです。
・初めての場所で、お姉ちゃんと一緒に来れて楽しかった。
・また家族と一緒に来たい。
・監視の方が赤ちゃん言葉で話しかけてきたり、付き添いにしか説明してくれなかった。
・遊び方を教えてくださるのがいいのか、何も説明されないほうがいいのか。
・何に興味があるのか聞き出すのがむずかしかった。
・最終的には、一人で来られるようになるのが目標。
・一緒に見る人とのペースを合わせるのが大変なので、時間調整できるようにベンチなどがほしい。
・キャプションの漢字にルビがほしい。
・触っても良い作品か、触ってはいけない作品かがわかりにくい。
・キャプションの説明文が、もっとわかりやすければいいのに。
発表につながった主な気づき
・お姉ちゃんと一緒に、など、一緒に行く人が重要になっている。
・最終的には、一人で来られるようになるのが目標。
・事前情報がもっと欲しい。コマーシャルなど増やして欲しい。
発表したアイデア
・アートdeデート 案内人を予約して、デート感覚で展覧会を鑑賞する。
 支援よりもつなぐ心、をテーマに。接客のオキテ(障がい者に失礼な言動はしない)。知的・発達障がいのある方は特に、人の好き嫌いが激しかったり、慣れ ている人でないとうまくコミュニケーションがとれなかったりすることから、案内人の自己紹介を見て利用者が指名できるようにした。また、案内人も、障がいの ある方も、お互いによく知ることの出来るデート方式を考えた。

発表の準備


発表




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