第6回:2010年8月21日

― ワークショップテーマ 「美術館の課題解決に挑む」 ―

◆第6回ワークショップ◆

日 時 : 2010年8月21日(日) 10:30〜15:30
テーマ :「美術館の課題解決に挑む」
会 場 : 横浜市民ギャラリーあざみ野
参加者数 : 24人(うち、リードユーザー4人、ヘルパー1人)
ワークショップリーダー : 平井康之(九州大学芸術工学研究院准教授)

[Aグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
日本語以外を母国語とするユーザー。韓国からの大学院留学生の女性。日本語は流暢に話すことができる。
[Bグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
歩行に困難のあるリードユーザー。歩行困難(車椅子を使い、ご自身である程度自由に動ける方)。美術館にはよく行かれるそう。
[Cグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
聴覚に障がいのあるユーザー。補聴器を使用している。日常的に手話を使い、マスターしている。口の動きで話していることを理解できる。大手デザイン会社に勤務、商業施設等の内装デザインを手がける。仕事柄美術館に行くことも。(森美術館の手話ツアーなどに参加)
[Dグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
視覚に障がいのあるリードユーザー。全盲。大学院博士課程に所属、女性。・美術館に行く頻度は不明だが、行くときは美術館に事前連絡をしたりする。1人ではあまり訪れない。











[Aグループ]

リードユーザー
日本語以外を母国語とするユーザー。韓国からの大学院留学生の女性。日本語は流暢に話すことができる。
主な気づき
・ポストイットに書かれたみんなの意見が大体似たり寄ったりであったが、意見や要求などを種類別に分けると、主にどのような意見がでたか見やすくなった。
・「説明がないと解りにくいから、外国人でもわかるように説明がほしい」「外国人でも入りやすいような環境作り」ということについて話し合い、外国人でも安らげる場にするにはどうすればよいかと考えた。
・参加者の中に、メインユーザー以外にも海外滞在経験がある方もいて、海外で困った事などをアイデアに繋げることができた。
発表につながった主な気づき
・案内が欲しい
・作品の説明が欲しい
発表したアイデア
初めて来た人でもわかりやすいように、矢印や外国語・日本語などを使い、説明を至る所に書く。(入り口付近に矢印、外国語で“入り口”と書くなど)

アイデア展開中


[Bグループ]

リードユーザー
歩行に困難のあるリードユーザー。歩行困難(車椅子を使い、ご自身である程度自由に動ける方)。美術館にはよく行かれるそう。
主な気づき
・駅からギャラリーまでの道のりについて、詳しい地図がほしい(坂道がある、横断歩道を最初に渡るとよい、など)
・立っている大人の目線に合わせて作品が展示されている。
・二階の窓から展示室を除くことが出来るが、車椅子の人は見ることが出来ない。改善が必要。
・作品と鑑賞者との仕切り(結界)の、黄色いテープが見づらい。もっとはっきり分かるようにしてはどうか。
・トイレの鏡を斜めにすると良いのではないか。
・入れやすい位置のロッカーが空いていない(優先席のように、シールを貼るなどしてはどうか?)
発表につながった主な気づき
・立っている大人の目線に合わせて作品が展示されている。鑑賞者の目線に合わせて壁が上下する、上下する車椅子の貸し出しなどの工夫があると良い。
・全ての鑑賞者が同じ目線で作品を見ることが出来れば良い。座った状態で作品をみるスペースがあってはどうか。
発表したアイデア
全ての鑑賞者が座った状態で作品を見ることが出来る環境を作る
・お茶の間方式→ガラスケースの周りを椅子に座って鑑賞。ケースの中の作品が、ゆっくり回転する。ガラスケースの上部分は特殊ガラスになっており、拡大鏡のように。
・ディズニーランド方式→鑑賞者が椅子に座った状態で自動的に移動しながら、作品を鑑賞するアトラクションのような形式。

気づきの分類


[Cグループ]

リードユーザー
聴覚に障がいのあるユーザー。補聴器を使用している。
日常的に手話を使い、マスターしている。口の動きで話していることを理解できる。
大手デザイン会社に勤務、商業施設等の内装デザインを手がける。仕事柄美術館に行くことも。(森美術館の手話ツアーなどに参加)
主な気づき
・においで聴覚を補うこともできる。
・キャプションの文字が小さくて見づらい。
・カタカナ、外来語はわかりにくい。(美術の専門用語など)
→ひとつの手話で訳せないときは五十音の手話で一文字ずつ表す。
・映像作品には字幕がほしい。(必要なときに操作で出せる字幕と、映画の台詞のように画中に組み込まれているものの使い分けができるといい)
・入場料など館内の表示ははっきりとわかりやすく。美術館のマークもわかりやすく。
・受付の人や監視スタッフの理解が少ない。障害を持つ方が来るとひるむ。
・手話のできるスタッフがいない。
発表につながった主な気づき ・香りの美術館。においで館内の順路や災害時の危険を知らせる。(その他、においで「閉館を知らせる」「美術館までの道順を知らせる」「トイレの男女を区別する」など)
・聞こえづらい人と聞こえる人が一緒のギャラリートーク
・手話のできるスタッフを常駐させる。受付で手話のできるスタッフを頼める、頼みやすい雰囲気に。聴覚に障害を持っていることを察する。
・たとえアルバイトでもディズニーランドのスタッフに負けないくらいの笑顔の接客を。来るときと帰るときに気持ちの良い挨拶をされることで美術館にまた行きたいと思える。
・ipod、ipadなどの情報端末を用いた鑑賞ガイド。文字が見やすい、関連情報がわかるなど。情報端末を搭載したカート(座ったまま館内で楽に鑑賞できる。
発表したアイデア
全ての鑑賞者が座った状態で作品を見ることが出来る環境を作る
・お茶の間方式→ガラスケースの周りを椅子に座って鑑賞。ケースの中の作品が、ゆっくり回転する。ガラスケースの上部分は特殊ガラスになっており、拡大鏡のように。
・ディズニーランド方式→鑑賞者が椅子に座った状態で自動的に移動しながら、作品を鑑賞するアトラクションのような形式。

アイデア展開中



アイデア展開中


[Dグループ]

リードユーザー
視覚に障がいのあるリードユーザー。全盲。大学院博士課程に所属、女性。・美術館に行く頻度は不明だが、行くときは美術館に事前連絡をしたりする。1人ではあまり訪れない。
主な気づき
・建物内の案内。
・展示室の案内。
・サポーターの人がいてよかった。
・1人より大勢で鑑賞できて面白かった。
発表につながった主な気づき
・展示室の案内やそのサポートなどのサービス面について。
発表したアイデア
・鑑賞をサポートするボランティアグループを組織する。
・鑑賞者が事前に美術館へ連絡。美術館側からグループにボランティアの要請をする。
・鑑賞者とボランティアグループの間に美術館を入れることで、協力関係が生まれる。
・要請するボランティアは、鑑賞のスタイル(1対1、グループ)を選べる。
・指名制度で、お気に入りの人を指名できる(初回は簡単に、性別や年齢などで指名する)。
・研修制度を行い、専門的な知識も備えることでガイドも可能。
・ボランティアグループは全国に展開され、ネットワークでつながっている。

気づきの分類




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