第5回:2010年3月7日

― ワークショップテーマ 「ミックスユーザー」 ―

◆第5回ワークショップ◆

日 時 : 2010年3月7日(日) 10:30〜15:30
テーマ :「ミックスユーザー」
会 場 : 女子美アートミュージアム(JAM)
観察した展覧会 : 「平成21年度女子美術大学大学院修了制作作品展」
参加者数 : 28人(うち、リードユーザー8人)
ワークショップリーダー : 平井康之(九州大学芸術工学研究院准教授)

[Aグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
リードユーザー
聴覚障がいを持っている大学生の女性。美大生なので、美術館の利用頻度は高い。
[Bグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
リードユーザー
聴覚障がいを持っている大学生の女性。補聴器を使用。相手の口の動きで80%は内容を理解できる。手話と発音を同時にできる。美大生なので、美術館の利用頻度は高い。
[Cグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
リードユーザー
全盲の視覚障がいを持つ女性。美術館へは友達に誘われたら行くくらいで、たまにしか行かない。
[Dグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
リードユーザー
韓国出身で来日歴7年の女性。美大生なので、以前はよく美術館に行っていたが、ここ5年ほどはあまり行っていない。
[Eグループ]………………………………………………………… 詳細はこちら。
リードユーザー
4歳と10ヶ月の子供と両親。母親は美大卒のイラストレーター。 近所に住んでおり家族でJAMに来たのは3度目。美術館にもよく行く。




会場図



作品リスト:



[Aグループ]

リードユーザー
聴覚障がいを持っている大学生の女性。美大生なので、美術館の利用頻度は高い。
主な気づき
美術館は特別な空間ではあるが、誰でも気軽に使える場所として認識されるような活用ができる方法はないか。
発表したアイデア
・女子美の学生は授業が行う教室として利用する。
・イベントなどで、地域の人々も気軽に利用できるように。
・近くにある公園やカフェなどを利用した環境を作る。
・iphoneなどを利用した音声サービスによる実用的な環境を作る。

展示室での観察


建物入り口での観察


[Bグループ]

リードユーザー
聴覚障がいを持っている大学生の女性。補聴器を使用。相手の口の動きで80%は内容を理解できる。手話と発音を同時にできる。美大生なので、美術館の利用頻度は高い。
主な気づき
・女子美アートミュージアム(以下JAM)に初めて来館したため、案内や掲示がわかりにくく不安を感じた。
・作品とそうではないものが混在している。
・展示空間を含めて、動線がわかりにくい。
・展示室の壁が汚い。グレーかかっているようなので、空間が重たい感じがする。
発表したアイデア
・安心感を与える美術館。
・バス停から看板や地図を用意して、人に尋ねることなくJAMまでたどり着けるようにする。
・展示室とそうでない場所の空間についてメリハリをつけるようにする。
・展示室の壁はニュートラルな白を使用し、温かみのあるライトで展示空間に入ったときに安心感を与える。

展示室での観察


アイデア展開中


[Cグループ]

リードユーザー
全盲の視覚障がいを持つ女性。美術館へは友達に誘われたら行くくらいで、たまにしか行かない。
主な気づき
・展示室の入り口が寒い。休むスペースが欲しい。
・会場まで全盲の方が一人でも行けるようなアクセス情報が欲しい。
発表したアイデア
・みんなの広場。休憩をする広場だが、展示している作品で使われている素材。
・制作者の情報なども置き、実際に触ることも出来るスペースもある。
・アートコンビショナー。鑑賞をするのにサポートしてくれる。(作品の説明や、駅から美術館までお迎えなど)



[Dグループ]

リードユーザー
韓国出身で来日歴7年の女性。美大生なので、以前はよく美術館に行っていたが、ここ5年ほどはあまり行っていない。
主な気づき
解説が日本語以外を母語とする人でもわかりやすく、かつ作品の鑑賞も妨げないことはなにか。
発表したアイデア
・「High Tech.+ Low Tech. Museum」多言語にも対応でき、また知りたい情報を好みで選択できるスタイルの提案。
・「High Tech.」多様な利用者に対応可能。ただ技術が作品より突出してしまう恐れもある。(「ハイテクメガネ」「メイキングコーナー」)
・「Low Tech.」High Tech.に走りすぎると、技術が作品より突出してしまう。見落とされがちなアナログなものたちも大切にしたい。持ち帰れるものもほしい。(「パンフレット」)



[Eグループ]

リードユーザー
4歳と10ヶ月の子供と両親。母親は美大卒のイラストレーター。近所に住んでおり家族でJAMに来たのは3度目。美術館にもよく行く。
主な気づき
・話しながら鑑賞を楽しみたいが、美術館では一般的に「静かに」がルール。
・子どもが走り回るのを防ぐのに、ベビーカーは有効。
・子どもが飽きたりするので休み休み鑑賞したい。
発表したアイデア
・おしゃべりが気にならないように「音姫」(生活音など)を展示室内に流す。
・アーティスト作のベビーカーの貸出。
・クッション(ソファ)でくつろぎながら鑑賞するスタイル。




展示室での観察


レクチャーの様子




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